住まいのお役立ち情報【売買契約後におこなわれる決済と引き渡し④】
【忘れ物があった場合には】
決済当日、書類を忘れた場合にはどうすれば良いのでしょうか。
また、実印・印鑑証明書を忘れた場合
事前に登記関係書類に捺印しているのでなければ、実印がなければ登記手続きを進めることができません 。
自宅にあるのであれば、取りに帰るかご家族に持ってきてもらうようにしましょう。
印鑑証明書も実印と同様、当日必須の書類です。
忘れた場合は実印と同様の対処が必要です。
また、印鑑証明書は発行から3ヵ月以内のものを用意しましょう。
権利証(登記識別情報通知)・固定資産税等納税通知書を忘れた場合。
権利証(登記識別情報通知)を忘れた場合、手続きを進めることができません。
自宅にあるのであれば、取りに帰るかご家族に持ってきてもらいましょう。
固定資産税等納税通知書や固定資産税評価証明書に関しては、
固定資産税分担金の計算に使うだけなので必須というわけではありません。
固定資産税は、1月1日時点の所有者(売り主)に対して1年分の納付書が届きます。
売却する場合は、「売却日より以前を売り主」「売却日以降を買い主」として日割計算します。
これを 「固定資産税分担金」 と言います。
固定資産税の納付書は6月頃に送付されるため、5月までの決済であれば、納付書が届いてからの請求となることもあります。
仲介手数料を忘れた場合、決済日に仲介手数料を支払う予定だった場合は、支払いの準備をしておく必要があります。
なお、仲介手数料の支払いは不動産会社により異なり、
支払う割合が「売買契約時100%:決済時0%」「売買契約時50%:決済時50%」、「売買契約時0%:決済時100%」といった
パターンがありますので、事前に確認しておくようにしましょう。
仲介手数料は当日に受け取る残代金から支払っても良いですが、残代金を売却不動産の住宅ローンの完済に充てるのであれば、
資金計画を再度見直す必要があるので注意しましょう。
いずれにせよ、決済日当日に必要となる書類は重要な書類が多くあります。
心配であれば、不動産会社や司法書士に預けておいても良いでしょう。
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